慶友川口駅前整形外科｜埼玉県川口市の整形外科｜川口駅徒歩3分
慢性腰痛症
腰の痛みが続いている方、ちょっとしたときに痛みのある腰をかばったり、痛くて衣服の着脱に時間がかかる等、日常生活に支障をきたしている方へ。慢性腰痛症は放置すると生活の質が低下してしまいます。川口慶友整形外科では、最新の検査機器を用いた精密な診断と、患者さん一人ひとりに合わせた治療を提供しています。腰痛で日常生活に影響が出ている方、影響はないけれど3カ月以上腰痛が続いているという方は、早めに整形外科を受診し、治療をはじめましょう。
目次
慢性腰痛症とは
慢性腰痛症とは、腰の痛みが3か月以上続く状態を指します。日本人の約8割が一生に一度は腰痛を経験するといわれ、その中でも慢性化するケースは少なくありません。
痛みの原因が特定できるもの（特異的腰痛）と、明確な異常が見つからないもの（非特異的腰痛）に分かれ、特に痛みの原因となる疾患が見つからない非特異的腰痛が大半を占めます。加齢に伴う腰椎等の変化のほか、姿勢の悪さ、運動不足、ストレスなども関与しており、心と体の両面からのアプローチが必要です。
慢性腰痛症の原因
慢性腰痛症の原因は多岐にわたり、身体的・心理的・社会的な要因が複雑に絡み合って発症します。加齢に伴う椎間板や椎間関節の変性、筋力の低下、姿勢の悪さ、長時間同じ姿勢での作業などが主な身体的要因です。
さらに、ストレスや不安、うつなどの心理的な問題が痛みを長引かせることもあります。複数の要素が関係しているため、原因を見極めたうえで多角的な治療が求められます。
また、中高年の場合は、筋肉や腱の柔軟性が低下してくるだけでなく、運動不足による筋肉制御力の低下も影響しているでしょう。特に久しぶりに運動をするといった場合には、ストレッチやウォーミングアップを十分に行い、腱に急激な負荷をかけないようにしましょう。
慢性腰痛症の症状
慢性腰痛症では、腰全体の鈍痛や重だるさが持続的に現れるのが特徴です。痛みは日によって強さが変わったり、動作や姿勢によって悪化したりすることがあります。下肢にしびれや痛みを伴うこともあります。
代表的な慢性腰痛症の疾患
慢性腰痛症を引き起こす代表的な疾患は下記になります。
＜慢性腰痛症を引き起こす代表的な疾患＞
- 椎間板ヘルニア
- 椎間板症
- 脊柱管狭窄症
- 腰椎すべり症
- 変形性腰椎症
- 脊椎側湾症
症状や進行の程度は個人差が大きく、整形外科医による正確な診断と適切な治療が必要です。
慢性腰痛症の検査と診断
慢性腰痛症の診断では、まず問診と視診・触診を行い、痛みの経過や生活習慣、既往歴等を詳しく確認します。続いて、X線（レントゲン）検査やMRI検査で椎間板や神経、脊柱管の状態を詳しく調べます。この検査の結果をもとに、痛みの原因を特定し、どのような治療が適しているかを判断します。
画像検査によって原因が特定できた場合は、診断結果をもとに適切な治療を行うことで、慢性化を防ぐことができます。画像検査等で原因が特定できない場合は、問診や画像検査等で得た情報をもとに慢性化の要因を考慮した上で、心と身体の両面から症状改善にアプローチします。
慢性腰痛症の治療法
慢性腰痛症の治療は、症状の原因や程度に応じて個別に対応します。まずは保存治療が基本です。保存療法で症状の改善が見られないときや日常生活に支障をきたしている時等の場合は、手術を検討します。
ストレスなどの心理的要因に対しては、薬物療法に加えてカウンセリングやリエゾン療法を行うこともあります。リエゾン療法とは、複数の診療科の医師が連携（リエゾン）して、精神面と肉体面両方から症状改善のアプローチを行う治療法です。
保存療法
保存療法は、慢性腰痛症に対してまず行われる基本的な治療法です。抗炎症薬の服薬やステロイド注射等を行う薬物療法、ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションが中心の運動療法、電気や温熱等で症状の改善を促す物理療法を総合的に行います。保存療法は、継続的かつ個別に調整しながら行うことで、より高い治療効果が期待できます。
リハビリ
慢性腰痛症のリハビリでは、痛みの緩和と再発予防、日常生活への復帰を目的とした運動療法が中心となります。ストレッチで筋肉の柔軟性を高め、体幹の筋力を鍛えることで、腰への負担を軽減します。さらに、日常生活での姿勢や動作の改善指導を行うことで、悪い癖を修正し、痛みの再発を防ぎます。患者さんの状態に合わせて無理のない範囲から始めることが重要です。リハビリは地道な取り組みですが、継続することで確かな改善が期待できます。
薬物療法
薬物療法は、痛みの原因になっている疾患や痛みの程度に合わせて薬剤を処方する療法です。鎮痛剤（非ステロイド性抗炎症薬：NSAIDs）等が使用され、炎症や痛みを抑える効果があります。鎮痛剤の内服で症状が改善しない場合や慢性化している痛みに対しては、まれに抗うつ薬やオピオイド鎮痛薬を使用する場合もあります。薬物療法は、医師の指導の下で適切に使用し、効果と副作用を慎重に見極めることが重要です。
注射療法
注射療法は、慢性腰痛症における痛みを迅速に緩和するための有効な治療法の一つです。最も一般的なのは、局所麻酔薬やステロイドを用いた神経ブロック注射です。痛みの信号が脳に伝わるのを一時的に遮断する治療で、効果は一時的ですが、その間は痛みが軽減するため、痛みの悪循環を解消する目的で使用します。
手術療法
原因となる疾患が存在するケースで、保存治療や注射療法で十分な効果が得られない場合等に検討されます。手術は症状の改善を目的として行いますが、手術後にはリハビリが必要となるため、完全に元の状態に戻るには時間がかかることもあります。また、手術にはリスクも伴うため、慎重な検討と、患者さんのライフスタイルや希望に応じた治療方針が重要となります。
整形外科と接骨院どっちに行けばいい？
慢性腰痛症の適切な診断と治療のために、まずは整形外科が適しています。専門医に相談し、問診や視診、Ｘ線（レントゲン）検査やＭＲＩ検査、超音波検査等、必要な検査・診断を受けることが大切です。その後、リハビリや矯正治療で接骨院を利用することは問題ありません。
慶友川口駅前整形外科の腰痛治療の特徴
日本脊椎脊髄病学会認定名誉指導医が在籍!!
日本脊椎脊髄病学会認定名誉指導医である医師が在籍しています。長年にわたり脊椎の治療に携わり、複雑な腰痛や脊椎疾患の診断・治療を専門に行ってきました。豊富な臨床経験を持つ専門的な視点から、患者様に最適な治療法を提案します。
MRIやレントゲン等の精密検査を完備!!
院内に最新のMRIやレントゲン等の精密機器を備えているので、検査を迅速に実施できます。これによって、撮影のためにわざわざ別の施設に行く必要がなく、検査から診断、治療まで一貫して行うことができます。
リハビリまで一貫して対応!!
治療から回復後のリハビリまで、一貫してサポートを行っています。理学療法士が多数常駐しており、患者様一人ひとりの症状や回復状況に応じた個別のリハビリプランを提供します。広々としたリハビリスペースを確保し、患者様が他の患者様と十分な距離を保ちながら、快適にリハビリに取り組める環境です。
慢性腰痛症の予防と対策
慢性腰痛症の予防には、日常生活での腰への負担を減らすことが重要です。基本は正しい姿勢を保つこと。特に座っている時間が長い場合は、背筋を伸ばし、腰に負担をかけないよう意識しましょう。
適度な運動、特に体幹の筋力を鍛えるエクササイズやストレッチも予防には効果的です。さらに、過度な負担をかけないよう、重いものを持つ際には腰を落として正しい姿勢を心がけ、負担を軽減しましょう。長時間同じ姿勢での作業が続く場合は、こまめに体を動かすことも大切です。これらの予防策を日常的に取り入れ、腰痛の予防、改善を心がけてください。
まとめ
慢性腰痛症は、仕事や家事等の生活習慣によって日常的に腰に負担がかかることや、ストレスや不安等が原因で発症し、痛みが3カ月以上の長期間にわたって続く状態です。痛みを長引かせないためにも、まずは整形外科で正確な診断を受けることが大切です。治療方法には、保存療法や薬物療法、リハビリ、場合によっては手術が考慮されます。また、再発予防のためにも、日常生活で腰痛を引き起こす習慣を改善することが大切です。腰痛に悩む方は、早期に専門医を受診しましょう。
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川口市栄町にある整形外科『慶友川口駅前整形外科』では、整形外科をはじめ、スポーツ整形外科、
リハビリテーション、骨粗鬆症、再生医療など整形外科に関する幅広い領域を通して
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大学病院や総合病院で整形外科診療を重ね、埼玉メディカルセンターに約10年勤務。脊椎手術は累計1,700件以上（腰椎1,100件、頸椎520件、その他80件）、その他手術も460件以上の執刀経験を持ちます。整形外科専門医・脊椎脊髄病認定医・名誉指導医などを有し、首や腰の疾患を中心に幅広い整形外科疾患に対応しています。
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