慶友川口駅前整形外科｜埼玉県川口市の整形外科｜川口駅徒歩3分
物理療法
電気やマイクロ派、超音波、光線療法、温熱療法といった物理療法は、骨折や変形性関節症、関節周囲炎、各種関節痛や腰痛、肩こりの治療に効果が期待できます。
当院では、最新のリハビリ機器を活用し、痛みの軽減や回復をサポートしています。肩こりや腰痛、スポーツによるケガ、慢性的な筋肉のこりなど、さまざまな症状に対応するため、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療を行います。
目次
物理療法とは
物理療法とは、痛みの軽減や身体機能の改善を目的として、温熱、冷却、電気刺激、超音波など、物理的な手段を用いた治療法です。これらの療法は、筋肉や関節に直接作用することで、血行の促進や筋肉の緊張緩和、痛みの軽減を図ります。
特に、怪我や手術後の回復期においては、リハビリテーションの重要な一環として取り入れられ、患者様一人ひとりの状態に応じた適切な治療を提案します。また、関節の可動域を広げたり、姿勢や歩行バランスの改善にも役立つため、高齢者の転倒予防にも有効です。
リハビリ機器の種類
当院では、患者様の症状や回復状況に応じて、さまざまなリハビリ機器を使用しています。リハビリテーションの現場では、痛みの種類や患部の深さ、炎症の有無により適した機器を選択することが重要です。
物理療法に用いる機器には、主に電磁波や超音波等で直接患部を刺激する機器と、血流を改善することで疼痛改善を目指すものがあります。主な機器には、低周波治療器、超音波治療器、空気圧式マッサージャー等があり、症状の段階に応じて痛みの軽減や回復をサポートします。
低周波・干渉波治療器（セダンテ ネオ）
セダンテ ネオは、低周波と干渉波を組み合わせた最新の電気治療器です。マルチインパクトウェーブで、疼痛を緩和します。
異なる波形を体内で交差させることで、深部の筋肉や神経にやさしく刺激を与え、血流の促進や痛みの緩和、筋緊張の軽減などに高い効果を発揮します。多彩なパラメーターで周波数帯域、強度等が選べるので、患者様一人ひとりの症状や治療部位に合わせた最適な出力での治療が可能です。
どんな症状のときに使うの？
肩こりや腰痛、関節痛、神経痛などの慢性的な痛みに効果的です。また、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、疲労の回復や可動域の改善にも役立ちます。手術後の回復期やスポーツによる筋肉の疲労、ぎっくり腰や寝違えといった急性症状にも使用され、多くの患者様に支持されています。
ただし、ペースメーカー等の埋込型電子機器を使用している方、妊婦、治療部位に皮膚疾患がある方等、一部使用できないケースもあります。
SSP複合治療器（アステオ）
アステオは、SSP（Selective Sensory Point）複合治療器で、特殊な電気刺激を利用し、筋肉や神経の活性化を促進します。
急性期から慢性期まで、幅広い治療シーンで使用できるのが特徴です。痛みの軽減や筋肉の柔軟性を高め、身体機能の回復をサポートします。
どんな症状のときに使うの？
捻挫や急性腰痛症（ぎっくり腰）、肩関節周囲炎（五十肩）、関節痛等、急性期の痛みから慢性痛にまで効果があり、疼痛部位等に電極をあてて電気刺激を与えることで、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。
鍼治療に似た効果が期待できる一方で、皮膚を傷つけることなく安全に治療可能です。神経や筋肉の働きを整えるほか、自律神経のバランスを改善する作用もあり、疼痛緩和だけでなく、不眠や慢性的な疲労感、ストレスからくる体調不良にも用いられます。
超音波治療器（ウルトラソン）
ウルトラソンは、超音波振動による熱および非熱反応で疼痛を緩和させる超音波治療器です。
体内の深部組織にまで音波エネルギーを届け、細胞を微細に振動させることで温熱効果を生み出し、血流促進や痛みの緩和、炎症の抑制、組織修復の促進に効果を発揮します。
骨折時、その部位を刺激する事で、治癒を促進させる目的でも使用します。
どんな症状のときに使うの？
骨折時や筋肉・腱の損傷、捻挫、関節炎、肩こり、腰痛など、さまざまな症状に効果を発揮します。急性期だけでなく慢性痛や炎症が続く場合にも有効で、音波振動によって血行を促進し、痛みや腫れを軽減する作用があります。
肩関節周囲炎（五十肩）、肩こりなどにも効果的です。超音波の温熱効果によって、筋肉の緊張を和らげ、治癒を早めるサポートを行います。疼痛や炎症の早期緩和に役立ちます。
空気圧式フットマッサージャー（メドマー）
メドマーは、ソフトな空気の力でふくらはぎや太もも、腰や腕などを優しくマッサージする機器です。
空気圧を段階的に調整することで、血流を促進し、むくみや疲れを軽減します。また、リラクゼーション効果もあり、長時間の立ち仕事や運動後の回復をサポートします。
加えて、心地よい圧迫感が筋肉の緊張を和らげ、疲労回復にも役立ちます。
どんな症状のときに使うの？
長時間の立ち仕事や歩行による足のむくみや疲れ、重いものを持ち運びする仕事や事務仕事等で疲れた腕や腰、脚の重だるさを軽減するために効果的です。
長時間同じ姿勢でいることが多い方や、スポーツ後の筋肉疲労の回復にも使用されます。空気圧によるマッサージが血流を促進し、老廃物の排出を助けるため、むくみや疲労感が軽減され、スッキリとした感覚を得ることができます。血行促進による体温や代謝の正常化やリラックス効果も期待できます。
乾式温熱器（ソリッド）
ソリッドは、首や手首、肘や膝等の患部を温める乾式温熱治療器で、深部まで温熱効果を届けることができます。高温の空気を使用して、筋肉や関節のこりや痛みを緩和し、血流を改善します。
温熱により筋肉の緊張をほぐし、血行不良からくる関節の痛みや硬さをやわらげます。従来の湿式温熱とは異なり、乾いた状態で温めるため、衣服を着たままで使用できて便利です。
どんな症状のときに使うの？
ソリッドは、肩こりや腰痛、筋肉の張り、関節の痛みなど、さまざまな痛みやこりに効果があります。
また、スポーツ後の筋肉の回復や、冷えによる体調不良にも有効です。関節を温めることでリラックス効果も高まり、精神的な症状の改善にも役立ちます。
まとめ
当院では、さまざまな物理療法機器を使用し、患者様一人一人の痛みや可動域の制限、不快感等の改善を図り、最適な治療を提供しています。低周波治療器や超音波治療器、空気圧式マッサージャーなど、これらの機器は、術後の回復や関節の拘縮予防等にも有効で、運動療法や薬物療法と組み合わせることで、治療効果を最大限に引き出します。最適な機器の使用を通して、患者様の症状の早期回復をサポートし、快適な日常生活への復帰を目指します。
患者様に正しい医療情報をお届けすべく、医師監修の元、サイト運営および情報発信に努めております。
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