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急性腰痛症(ぎっくり腰)

急性腰痛症、通称ぎっくり腰は、成人の4人に1人が発症する腰痛症といわれています。

日常生活に支障をきたすほどの突然の強い腰の痛みが特徴で、再発の可能性が高いため、予防と対策が必要です。

目次

急性腰痛症(ぎっくり腰)とは

ぎっくり腰は、突然腰に強い痛みが走る腰痛症です。医学的な診断名は「急性腰痛症」で、日常生活の何気ない動作をきっかけに発症することが多く、前触れなく強烈な痛みが生じるのが特徴です。その激しい痛みから、欧米では「魔女の一撃」とも表現されるほど。

 

多くは数日〜数週間で自然に回復しますが、中には1ヶ月以上痛みが続くケースも見られます。下肢のしびれを伴う場合は他の障害も疑われるため、正確な診断と適切な治療を行うためにも早めに整形外科を受診しましょう。

急性腰痛症(ぎっくり腰)の原因

ぎっくり腰を起こしやすい動作の例は下記になります。

  • 床に置いてある重いものを持ち上げるとき
  • 急に体をひねるとき
  • 長時間のデスクワーク後に立ち上がる瞬間
  • 硬い床で寝ていて起き上がるとき
  • 無理な姿勢で咳やくしゃみをするとき

日常生活の些細な動作によって突然発症する急性腰痛症(ぎっくり腰)。原因の多くは、腰椎まわりの筋肉や靭帯、関節等に急激な負担がかかることで起こる炎症や微細な損傷です。例えば、重い物を持ち上げたときや、体を急にひねったとき、長時間のデスクワーク後に立ち上がる瞬間等、日常の中に引き金が潜んでいます。

 

さらに、運動不足による筋力低下や柔軟性の欠如、姿勢の悪さ、過労、ストレス等もリスクを高める要因です。複数の要因が重なって痛みが突然現れることも多く、ほとんどの場合、原因が特定できない非特異的腰痛と分類されます。

急性腰痛症(ぎっくり腰)の症状

ぎっくり腰の主な症状は、急激に腰に強い痛みを感じるものです。「ピキッと音がするような感じ」「ビリっと電気が走ったような痛み」を突然腰に強く感じ、動けなくなるほど痛むのが特徴です。

 

腰の奥に重だるさを伴う場合もあり、前かがみや起き上がり動作が困難になります。安静にしていれば痛みが和らぐケースが多いものの、症状が強いと寝返りや歩行もつらく感じます。筋肉が硬直して腰の可動域が制限されるのも特徴です。多くは数日で改善しますが、症状が数週間以上長引く場合は専門的な診断が必要です。

急性腰痛症(ぎっくり腰)の検査と診断

ぎっくり腰の診断は、まず問診と触診で痛みの部位や発症状況を確認します。多くの場合は外傷を伴わないため、これらの情報から急性腰痛症と判断されます。ただし、強い神経症状(しびれや脱力等)や発熱、安静にしていても続く痛みがある場合は、他の疾患の可能性を考慮し、画像検査を行います。

 

X線(レントゲン)検査で骨の異常を、MRI検査で椎間板や靭帯の状態、圧迫骨折や内臓疾患の有無を確認することができます。正確な診断によって、適切な治療計画を立てることが、症状改善のためのポイントとなります。

急性腰痛症(ぎっくり腰)の治療法

ぎっくり腰の治療は、まず激しい痛みを和らげ、患者様のストレスを緩和することを目的とした保存療法が中心です。発症直後の強い痛みがある時期は、無理に動かさず安静を保つことが大切ですが、その後は可能な範囲で日常動作を継続することも回復を早めるポイントとなります。

 

消炎鎮痛薬の内服や湿布の使用、症状に応じたブロック注射等で痛みを緩和します。症状が落ち着いた後は、筋力の回復や再発予防のためにリハビリテーションを行います。症状が重い場合や他の疾患が疑われる場合には、画像検査を行ったうえで外科的治療を検討することもあります。

保存療法

初期治療では、手術を行わない保存療法を行い、痛みを軽減し自然治癒力を高めていきます。

 

急性期には無理な動作を避け、必要に応じてアイシングやコルセットの使用を行います。痛みが軽減してきたら、徐々に体を動かし始め、回復促進と再発防止を目指します。正しいタイミングで活動を再開することが重要です。

リハビリ

ぎっくり腰の痛みが落ち着いた後は、再発予防と機能回復を目的としたリハビリが重要となります。リハビリでは、硬くなった筋肉のストレッチや、弱くなった体幹筋の強化トレーニング等を行い、腰への負担を分散させる正しい動作を身につけます。

 

また、理学療法士による姿勢改善や柔軟性を向上させる動作、再発を防止する生活習慣等の指導を行います。患者様一人ひとりの症状や体力、生活スタイルに合わせた個別のプログラムで、無理なく安全に回復をサポートします。症状が緩和したからといって休まず、リハビリを継続することが腰痛症の根本的な改善につながります

注射療法

ぎっくり腰の痛みが強く動けない場合や、薬物療法で症状の改善が十分に認められない場合、注射療法が選択されることがあります。最も一般的なのは、痛みの元となる部位に直接ステロイド剤を注入するトリガーポイント注射で、これにより炎症反応の抑制と疼痛緩和を図ります。

 

また、急性期で痛みが強い場合は神経ブロック注射を行うこともあります。注射療法は即効性があり、特に急性期の症状改善に役立ちますが、頻繁に行うことは避け、症状に応じた適切な使用が求められます。

手術療法

ぎっくり腰はほとんどのケースは保存療法で回復しますが、まれに手術療法が必要となる場合もあります。特に、椎間板ヘルニアや脊椎の圧迫骨折等、神経根を圧迫して強いしびれや麻痺を伴う症状がある場合には、手術を選択することがあります。早期の回復が期待できますが、術後のリハビリが重要となります。

整形外科と接骨院どっちに行けばいい?

腰に強い痛みを急激に感じた場合、診断を特定するため、まずは整形外科を受診することをお勧めします整形外科では、痛みの原因を正確に診断し、必要に応じてレントゲンやMRI等の検査を行い、治療方針を決定します。

 

また、痛みが強い場合は薬物療法や注射療法で迅速に症状を緩和することができます。一方、接骨院は主に手技療法を行い、筋肉や関節の調整を通じて症状の改善を図ります。

慶友川口駅前整形外科の腰痛治療の特徴

日本脊椎脊髄病学会認定名誉指導医が在籍!!

日本脊椎脊髄病学会認定名誉指導医である医師が在籍しています。長年にわたり脊椎の治療に携わり、複雑な腰痛や脊椎疾患の診断・治療を専門に行ってきました。豊富な臨床経験を持つ専門的な視点から、患者様に最適な治療法を提案します。

MRIやレントゲン等の精密検査を完備!!

院内に最新のMRIやレントゲン等の精密機器を備えているので、検査を迅速に実施できます。これによって、撮影のためにわざわざ別の施設に行く必要がなく、検査から診断、治療まで一貫して行うことができます。

リハビリまで一貫して対応!!

治療から回復後のリハビリまで、一貫してサポートを行っています。理学療法士が多数常駐しており、患者様一人ひとりの症状や回復状況に応じた個別のリハビリプランを提供します。広々としたリハビリスペースを確保し、患者様が他の患者様と十分な距離を保ちながら、快適にリハビリに取り組める環境です。

急性腰痛症(ぎっくり腰)の予防と対策

ぎっくり腰を予防するには、日常生活での腰への負担を軽減することが大切です。まず、正しい姿勢を保つことを心がけましょう。長時間同じ姿勢でいることを避け、定期的に姿勢を変えてください。

 

また、重い物を持ち上げる際には、膝を曲げて腰だけに負担がかからないようにすることが大切です。運動不足も原因となることが多いため、腰回りの筋力を強化する腹筋運動や背筋を鍛える運動も効果的です。ストレスや疲労も腰痛を引き起こす要因となるため、十分な睡眠や休養を取り、心身の健康を保つことも予防には大切です。

まとめ

急性腰痛症(ぎっくり腰)は、誰にでも起こり得る突然の痛みで、強い痛みによって日常生活に支障をきたすことがあります。しかし、適切な治療と予防への対策を行うことで、回復が早まり、再発を防ぐことができます。治療には、保存療法や薬物療法、注射療法等があり、症状に応じて最適な治療法を選ぶことが大切です。また、リハビリを通じて腰の筋力や柔軟性を回復し、再発防止に努めましょう。日常生活での姿勢や動作に注意を払い、腰への負担を軽減することが予防につながります。腰回りの痛みに不安を感じたら、整形外科を受診しましょう。

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川口市栄町にある整形外科『慶友川口駅前整形外科』では、整形外科をはじめ、スポーツ整形外科、
リハビリテーション、骨粗鬆症、再生医療など整形外科に関する幅広い領域を通して
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この記事の監修者
日本整形外科学会認定 整形外科専門医
小川 祐人

大学病院や総合病院で整形外科診療を重ね、埼玉メディカルセンターに約10年勤務。脊椎手術は累計1,700件以上(腰椎1,100件、頸椎520件、その他80件)、その他手術も460件以上の執刀経験を持ちます。整形外科専門医・脊椎脊髄病認定医・名誉指導医などを有し、首や腰の疾患を中心に幅広い整形外科疾患に対応しています。

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